品種名: 「ひろさきふじ」「紅将軍」「昴林」「涼香の季節」「ほのか」「やたか」など
原産地(国): 日本
2023年当店使用リンゴ生産者: りんごママの山上農園(青森県弘前市)
フジより一足早く収穫できるフジに良く似たリンゴを総称して、「早生(わせ)フジ」と呼びます。
突然変異などで生まれた品種で、「ひろさきふじ」「紅将軍」「昴林」「涼香の季節」「ほのか」「やたか」など、本当は個別に名前もついているのですが、食べていて正直私含め一般人にはわかりません😅
リンゴの突然変異は、「交雑育種」や「枝変わり」により起こります。
「交雑育種」とは、リンゴの樹にある「自家不和合性」、ザックリ言えば、自分の花粉で受粉すると実が付きづらいという特徴から、色々な品種を同時に育てないといけないということ。
昔のエジプトやヨーロッパで近親婚を繰り返してどんどん子孫が弱まってしまったアレを、りんご界ではちゃんと避けているんですね…。
とにかくそういうわけで、リンゴの木を1種類だけ植えても上手く実がつかないことから、色々な品種を植える→品種が増えるということにも繋がっているわけです(そうは言っても、簡単にどんどん増えていくわけではなく、きちんとした新種開発には10〜20年くらいかかります!🥲)
また枝変わりとは、1本の樹の枝の一部だけに、紫外線などの影響で細胞に変化が生じて、元々の実の特徴と違う実が収穫されること。
早生フジは、元々のフジの枝の一部のりんごだけが早くに実り、収穫された特別変異種から育成されたものがほとんどと思います。
とにかくそんな中で生まれた、フジより1ヶ月早く採れるフジっぽいリンゴである早生フジですが、今年は青森県弘前市のりんごママさんの山上農園さんの早生フジを使わせていただきました。
収穫採れたてで送っていただいた早生フジは、香りも高く、パキパキでとてもジューシー。
ふわりとほのかに香るシナモンとシャクシャクの食感が、とてもアップルパイらしいパイに仕上がってます。
今年はホントに猛暑というか、酷暑の影響で、リンゴ含めた農作物や生態系に大きな影響が出ました。
そんな中で、リンゴ生産者の皆様が丁寧にお仕事してくださっている想いが、リンゴから伝わってきます。いつもありがとうございます🙏
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