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世界のアップルパイ巡り②アメリカ🇺🇸編

更新日:5月22日

FOUR & TWENTY BLACKBIRDS(NY)
FOUR & TWENTY BLACKBIRDS(NY)

東京・千駄木のアップルパイ専門店、Apple Pocketsです。


「世界のアップルパイ巡り書くね!」と言ったきり早数か月……👵🏻


テンチョも生きてていろいろあったので、そのあたりはどうぞスルーしていただいて、今回から少しずつ、世界のアップルパイ文化について書いていこうと思います。


まずは、アップルポケッツのモノ作りの原点とも言える、「アメリカ」編です。

アップルパイってそんなに好きなお菓子じゃなかった😂


“As American as apple pie”(アップルパイみたいにアメリカ的=いかにもアメリカっぽい、という意味の言い回し)


と言われるくらい、アップルパイ🍎はアメリカ文化の象徴みたいな存在です。


でも、正直に言うと、テンチョが日本で時々アップルパイを食べていた頃の感覚は、


「パイ生地の中に煮たりんごが入って、レーズンとかカスタードとか、スポンジケーキをぽろぽろにしたみたいなのが敷いてあって、上にテカテカするジャムが塗ってある“りんごのお菓子”」


くらいの感覚でした。


嫌いじゃない。でも、取り立てて夢中になるお菓子でもなかったんです。

アメリカには、どこにでもアップルパイがある🥧


ところがアメリカに行くと、とにかくどこにでもアップルパイがある。


スーパーにも。ダイナーにも。ファストフードにも。

「本場だからかな?」と思って、どうせなら美味しいアップルパイ食べてみたいと思って、


「アップルパイの名店ってどこ?」


って聞いてみても、返ってくるのは、


「え? アップルパイの名店?」


みたいな反応。


そもそも、“名店を探して食べる特別なお菓子”という感覚じゃないんですよね。


さらにアメリカ人の知人に言わせると、


「美味しいアップルパイは店で買うものじゃない」


とのこと。


その時のテンチョの気持ちは、


「その心は???」


でした。


大喜利かと思いました😂

アメリカの家庭で食べたアップルパイ


でも、その意味がわかったのが、知人宅で手作りのアップルパイを食べた時でした。


当時はまだショートニングがそこまで悪者扱いされていなかった時代。


ショートニングで作る、サクサク、パラパラした軽い生地の中に、シナモンの効いたりんごだけが、ただただたっぷり詰まっているパイ🥧。


ママさんは、


「🍏Green appleじゃないとダメなのよ!」


って力説していました。


今考えると、グラニースミスとかブラムリーみたいな品種のことだったんですよね。

(ちなみにテンチョは当時、「Greenって王林のこと?」としばらく勘違いしてました。でも王林のアップルパイも美味しいよね😆)


とにかく食べた瞬間、


「え、これがアップルパイなの??? 

普通の材料しか入ってないのに、なんかすごい美味しい‼️」


と衝撃を受けました😳

日本のアップルパイと、何かが決定的に違う


日本で食べていた「ケーキ屋さんのアップルパイ」と、何かが決定的に違う。


たっぷりの風味豊かなりんご。

香り立つスパイス。

気取りはゼロ。

お好みでバニラアイスを乗せて、ぐちゃぐちゃに混ぜながら食べるのも最高🥰


それからしばらくの間、英語でレシピを探したり、人に教えてもらったりしながら、アップルパイ作りにはまっていました。

「アップルパイとはケーキでなく、料理である」


そしてテンチョの中で出た結論が、


「アップルパイとはケーキでなく、料理である」


ということでした。


どういうことかというと、


プロのパティシエが技巧を凝らして作る“華やかなスイーツ”というより、


帰省したらおかん👵🏻が作ってくれていた芋の煮っころがしみたいな、


「これこれ! これでいいんだよ!」


って言いたくなる、“家庭の料理”に近い感覚なんだと思ったんです。

マクドナルドに昔からアップルパイがある理由


そう考えると、日本のマクドナルドに昔からアップルパイがあるのも、なんだか納得がいく気がします。


マクドナルドって、もともとはアメリカンダイナー文化の延長線上にあるもの。

ダイナー的アメリカン朝ごはん😂
ダイナー的アメリカン朝ごはん😂

ハンバーガー、ポテト、コーラ、シェーク。

そこに並んで、アップルパイがある。


アメリカのダイナーには、昔から当たり前のようにパイがあります。


アップルパイを食べることが、


「どこか記憶の中にある“家庭の味や思い出”に近いものを食べる」


ことにつながっていて、それが心の平穏みたいなものになっている。


そんな文化があるんじゃないかな、と今は思っています。

「思い出の味」を食べている


だからアメリカでは、スーパーでも、ダイナーでも、どこでもアップルパイが売っている。


それを日本人が食べると、


「こんなもんか?」


って思っちゃうこともある。


だって、アップルパイに関する思い出の味がないから。


でも、あの背景には、


「似た何かでいいから、アレを食べたい」


という感覚がある気がするんです。


そしてその“アレ”って、


「家で誰かが作ってくれた味」


なんですよね。


例えば、日本のスーパーのお惣菜でも芋の煮っころがしって売ってるじゃないですか。


でも、


「おかんが作ったやつの方が美味しかったなぁ」


って思いつつ食べること、あると思うんです。


お惣菜を食べながら、無意識にその記憶も一緒に食べてる。


アメリカのアップルパイにも、そういう“記憶の食べ物”としての側面がある気がしています。

男性のお客さんが多い理由


アップルポケッツって、男性のお客さんの割合がかなり高いんです。

それって、もしかしたらこういう部分もあるのかな、と思っています。


“技術を見せつける美味しさ”


ではなく、


なんか異常に落ち着く美味しさ」


毎日食べても飽きない。

生活に馴染む。

単純なのに、人に言いたくなるほど美味しい。


最初にアップルパイの美味しさに目覚めてから、ずっとそういう方向を目指しているからかもしれません。


具体的に言うと、


  • 甘すぎない

  • 素材の味が死んでない

  • 食べ疲れしない

  • また食べようかな、ってなる

  • 何なら毎日でもいける😂


そういうところなんだと思います。

Apple Pocketsが目指したいもの


なんだか話があっちこっち行ってしまいましたが、アメリカンアップルパイって、“家庭の味”なんだと思うんです。


それって、お店で売っているものを食べるだけだと、なかなかわからない。


でも、その背景には、


「家庭で誰かが作ってくれた記憶」


があって、アメリカではアップルパイが文化として愛されている。


アップルポケッツは、そんなアメリカンアップルパイへのリスペクトを持ちながらも、日本らしい、日本ならではの素材の味わいを大切にした、“食べ疲れしないアップルパイ”を目指しています。


みんなの記憶や思い出の中に、


「また食べたいな」


って残るようなアップルパイを、これからも作っていけたら嬉しいです。

テンチョの個人的おすすめ


なお、テンチョの個人的意見として、東京で「アメリカの家庭で作ったアップルパイ」に一番近いなぁと感じるのは、Bubby's さんのアップルパイ。


薄めのバター練りパイ生地に、シナモンを効かせた紅玉がたっぷり入っていて、甘すぎず、ちゃんと“手作り感”がある。

これだよ、これこれ!感あるアップルパイです。


機会があればぜひ食べてみてください😃

 
 
 

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